【学習】2章 機能、役割、プロセス

【学習】2章 機能、役割、プロセス

【機能】
特定の作業に従事し、決められた成果に対して責任を負う専門組織。
例えば、サービスデスクなど。

ある業務に専念し、成果に対して責任を負う組織のことを「機能(Function)」と呼びます。
「機能」は、パフォーマンスや成果の達成に必要な「能力」「リソース」を持ちます。
また「機能」には、作業手順、作業手法を含めて考えいます。
大まかにいうと、「機能」は「組織」を意味すると考えて問題ないでしょう。

【プロセス】
特定の達成目標を実現するたの一連の活動。
プロセスは、目標とする成果を得るために、何らかの入力情報から望ましい成果を得るために行う行動のことです。

プロセスの特徴:
プロセスには、測定可能、具体的な結果を伴う、利害関係者への結果の提供、特定のイベントに対応という4つの特性がある。

・プロセスは測定可能である

・具体的な結果を伴う

・結果は顧客または利害関係者に提供する

・特定のイベントに対応する

【プロセス・モデル】
プロセスの構成要素、活動などを表現したモデル。
プロセスの特徴を理解、説明するときに使用できる。

プロセス・モデルは、「プロセス」「プロセス・コントロール」「プロセスの実現手段」で構成されてます。

プロセスは、「活動」「手順」「役割」「改善」「測定基準」「作業指示書」で構成されます。

プロセス・コントロールは、「プロセス・オーナ」「達成目標」「文書」「フィードバック」で構成されます。

プロセスの実現手段は、「リソース」と「能力」で構成されます。

【閉ループ・システム】
閉ループ・システムは、エアコンを例に考えると、エアコンは、あらかじめ温度を設定し、温度を一定になるように、排出する空気の温度、量を調整します。
このように出力した結果(温度)から、処理内容(排出する温度、量)や入力内容(設定温度)を変えるシステムを閉ループ・システムといいます。(システム内で解決が出来ること)
逆に、出力がどうのように変化しても入力や処理に影響を与えないシステムを開ループ・システムといいます。

【役割】
個人やチームに与えらた責任、活動、及び職権。
役割はプロセス内で定義される。1個人または1つのチームに複数の役割を与えることがある。

【RACIモデル】
役割と責任を定義するために使用されるモデル。

【プロセス・オーナー】
文書化されている手順に従ってプロセスが実行されていることやプロセスの成果が合意した基準を満たしていることに責任を負う。
RACIモデルでは「説明責任者」にあたります。

【サービス・オーナ】
担当するサービスの開始、移行、保守、サポートについて責任を負う。
IT役員やサービスマネジメント役員に対するサービスの説明責任を負う。

【プロセス・マネージャ】
プロセスの運用活動を監視し、プロセスが期待どおり実行されていることに責任を負う。
RACIモデルでは「実行責任者」にあたります。

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