【学習】3章 財務管理

【学習】3章 財務管理

財務管理とは

ITサービス・プロパイダの予算業務、会計業務、課金に対する要件の管理を責務とする機能およびプロセス。

財務管理の活動の主軸は、「会計業務」と「予算業務」と「課金」です。

「会計業務」では、ITサービスを提供するためのコストの管理方法(原価計算の方式など)を定義します

「予算業務」では、必要なコストの予算化と実際のコストの管理を行います。

【会計業務】
ITサービスの提供にかかる実際のコストを分類、把握する。実際のコストと見積もられたコストを比較して、予算の不一致を管理する。
「会計業務」では、ビジネスを支えるITサービスを提供するためのすべてのコストを洗い出し、その管理の方法を定め、レポートします。

【予算業務】
組織内の支出を予測しコントロールする活動のこと。
将来の予算を設定する周期的な予算折衝サイクル(通常は年次)と、現在の予算に対する日々の監視、調整を行う。

【課金】
顧客に提供したサービスに関して、顧客に支払いを請求すること。

「課金」は、投資したコストや運用に必要となるコストを、SLAに基づいて顧客に請求することです。

【ビジネス・ケース】
主要な支出項目の正当性を説明するもので、コスト、利益、代案、リスクなどに関する情報を含む。

ITサービス・プロパイダは、サービスの提供に必要なITサービスインフラストラクチャ(サーバなど)を購入したり、サプライヤと契約したりします。
このような支出の際の購入コスト、購入することによる利点、購入出来なかった場合の代案などをビジネス・ケースに記載します。
ITサービス・プロパイダは、ビジネス・ケースを使用することで、購入する物品の必要性、価値といった支出項目の正当性を明確にでき、投資判断ミスを削減できます。

コメントを残す