【用語】サービスデザイン (2/2)

【用語】サービスデザイン (2/2)

1 可用性管理 可用性の観点において、合意されたサービスレベル目標値を達成するために、計画立案、測定、分析、改善を行うプロセス。
2 可用性(Availability) システムが継続稼動できる能力(稼働率)のこと。稼働率は、合意されたサービスレベル目標に基づき、定期的な保守・メンテナンスの時間を除いた、システムの年間総稼働時間の確率を表したもの。
3 信頼性 ITサービスが中断なしにサービスレベルで合意された機能を実行できるかを示す指標。MTBFとして測定される。
4 保守性 障害発生後、ITサービスをどの程度迅速に通常の稼働状態に戻せるかを表す指標。MTRSとして測定、報告される。
5 サービス性 サービス提供者が契約条件を満たす能力。合意したサービスレベルの信頼性、保守性、または可用性が記載される。
6 重要ビジネス機能(VBF) 事業が成功を収めるために不可欠なビジネスプロセスの機能。
7 拡張版インシデントライフサイクル 障害発生時に行う、インシデントの検出、診断、修理、復旧、回復のこと。
8 情報セキュリティ管理 組織の資産、情報、データ及びITサービスの機密性、完全性、及び保守性を確実なものにするプロセス。
9 機密性(Confidentiality) 情報を知る権限を持つ人だけ閲覧可能となっていること。また情報を知る権限を持つ人にだけ公開されていること。
10 完全性(Integrity) 情報が完全かつ正確で、許可されていない修正から保護されていること。
11 情報セキュリティ方針 情報セキュリティ管理に対する組織の取り組みを統制する方針。
12 情報セキュリティ管理システム(ISMS) 組織が情報を適切に管理し、機密を守るための包括的な枠組み。コンピュータシステムのセキュリティ対策だけでなく、情報を扱う際の基本的な方針(セキュリティポリシー)や、それに基づいた具体的な計画、計画の実施・運用、一定期間ごとの方針・計画の見直しまで含めた、トータルなリスクマネジメント体系のことを指す。
13 サプライヤ管理 顧客事業上のニーズ、および、顧客と締結したSLAに沿った形でサプライヤとの契約、および活動を管理・監視するプロセス。
14 契約 複数の当事者間における、法的な拘束力のある合意のこと。
15 サプライヤ契約データベース(SCD:Supplier Contracts Database) サプライヤ契約のライフサイクルを通した管理に使用するデータベースまたは構造化された文書。SCDには、サプライヤとのすべての契約の主要な属性が格納される。